2025年03月16日
釣れなくなった奥飛騨 蒲田川 再び

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昨年キャッチ&リリース区間でニジマス駆除エサ釣り大会催した高原川漁協蒲田川。
漁協は否定するも電気ショッカーで駆除した?模様で この点については後記します

そんな蒲田川へ3/13(木)・3/15(土)再訪して参りました
まず驚いたのが 週末にもかかわらず去年の平日を下廻る釣り客の少なさ!
SNSが普及した昨今 釣り人界隈 『高原川漁協管内 蒲田川ダメダメ!』評判なようで
ここまで釣り客 激減したのには驚きました。確かにしっかり駆除したようで 去年ニジマス7
ヤマメ2・イワナ1で釣れてきたのが、今年はニジマス0.5・ヤマメ1・イワナ0.5=2と8割魚影
減ったとなれば そりゃ釣り客激減も頷けます。好ましい点は客少なくゆったり竿が振れますw


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14時 現場到着
相変らず減水酷く 下水路のトイレットペーパーを原料とした苔と同類の茶色い物体が
底一面に繁茂し毛鉤に纏わりつきます

極めて魚影少ない中 痩せたイワナが釣れてきました

タルミをトレースすると、コンディションの良い綺麗なウグイ
ランディングネット使うまでもなく ハンドランディング 撮影し10秒でリリースです

虐殺を 辛うじて生き残ったニジマス..丁寧にリリースしておきましたw

木曜は単独で7尾、土曜 釣り友随行で2尾..ツ抜け至らず釣果は残念でしたが
解禁間もない厳冬期に竿振れる贅沢を満喫出来 満足な釣行でした。
因みに蒲田川各所 釣況はC&R前年比魚影8割減水温14℃ 深山荘近辺 超渇水で反応無し
水温22℃で足元心地良しw 平湯川合流点より下流は水温6℃反応無しでした。 これは
ヘナチョコな腕前FFマンの所感ですので あくまで参考程度に..

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先日3月9日の投稿で漁協からのメール返信の内容を投稿しましたが電気ショッカーについて
「やってないなんて嘘ッぱち!」 「先端が黄色いエレクトリックシッカーで作業してるの見た」等
反響が寄せられました。私は漁協からの真摯なメール文を信じたいですが 火の無い所に云々
真偽のほどはわかりません。只 高原漁協のFacebook投稿で工事避難で魚を捕獲している
描写が頻度掲載されていますが、あれはどうやって獲っているのだろうと疑問は残ります。
なお先のC&Rエサ釣り駆除大会は下流の鮎師から「ニジマスどうにかせい」の陳情で開催
されたと3方向から聞きました(真偽のほどはわかりません) しかし漁協の方が仰るには
釣り人は『お客』ではなく『権利侵害者』と法律をスクウェアに捉え そこにはサービスという
概念は介在しない..つまり釣れても釣れなくても客じゃないんだから文句言うナ的スタンス
なので一介の釣り客が何を言おうと 県からの助成金で潤う漁協は意に介さないと文面から
読み取れました。
因みに去年からC&R区間新設した根尾川漁協.. 今年は稚魚放流パラッと撒き2月解禁
全く魚影なく見捨てましたが 相当各所からクレーム ゴーゴー?3/14に200㌔成魚放流を
実施したとの事で 高原川漁協と違い釣り客に向き合う姿に好感を持ちました。
高原川漁協としては自然交配で環境作りという崇高な計画を夢想されているとの事でした。
私が将来を予想するに、ニジマスは上記釣果のとおり根絶出来ていません。発眼卵は半分
エサでニジマスの方が繁殖力が高く 今年は去年と比べ魚影8割減ですが せっせとエサ撒き
続け数年後 再びヒレピンニジマスが釣れる素晴らしいC&Rが戻ってくると予想しています。
ニジマスが定着し20数年..自然の前では人間の力なんて無力ですから...

さて 今般ネガティブ投稿は以上とし、折角の環境を自ら壊した川に見切りをつけ他川で
本来の楽しいブログ記事掲載へ戻すとします(^^)

蒲田川は残念な川へ成り下がってしまいましたが変わらぬ味の宮川中華そば堪能し
せせらぎ街道 帰路につきました。
【追伸】
漁協の方も仰ってましたが焼岳が膨張しているらしくマスコミでは一切取り上げてませんが
周辺で火山性地震が増加..噴火警戒レベル2との事で 蒲田川不漁の遠因かもしれません
御嶽山噴火の時のような被害が出なければと念じますが釣行の際は注意ください!

2025年03月09日
2025奥飛騨☆蒲田川解禁速報(高原川水系)③/3 完結編

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今年 2025年 蒲田川解禁の様子を2話に渡り記して参り今回 完結編
昨年迄と様相変わり ナイス・ファイト

日夜邁進されている漁協へクレーム付ける気はありませんが、去年迄300尾超えの
レインボー楽しませて貰っていた手前 純粋に「残念」である点と、過去の幣投稿観て
蒲田川へ赴いた場合 それはガセネタを吹聴..誤解を招く懸念あり投稿して参りました。

なぜ根付いた野生レインボーに価値を見い出さず漁協自身が駆逐に奔走してるのか?
その意図がわからなかったので直接 実名で高原川漁協へ問合せをしてみました。
「まぁ一介の釣り人なんか相手しないやろナ」思っていたら 数時間後2560文字

90行に及ぶ丁寧なメール文が届きました。通読すると 努めて冷静..根拠に基づく沈着な
文面で高原川への思い入れに漲(ミナギ)っており好感が持てました。
この手の話しは流言・噂が誠しやかに語られ独り歩きする帰来があるので今回メール頂き
微力ながら 極力 事実に則し 私の私見を挟みながら真実を伝播していきたいと思います

まず3方向から聞いた噂(ウワサ)『何者かが電気ショッカーでニジマスを駆除した』話し
漁協側は「当組合は実施していません」キッパリ否定。もし実施してたらFacebook等で
お知らせしますとの事で 故に本件は漁協を信じ真っ赤な嘘=デマと認識します。推測ですが
小鳥川で先般ブラウンを電気ショッカーで駆除したニュースが流れていたので無責任か将又
蒲田川へ何か後ろめたい輩が吹聴したデマが伝播し私の耳に入ったのかもしれません。
次にキャッチ&リリース区間にニジマスが増殖したのは?
第2話で杉坂研治氏ブログを論拠に展開しましたが、漁協側としての結論⇒
「ゲリラ放流によって蒲田川周辺に持ち込まれたと考えている」との認識でした。
杉坂氏の「漁協主催ニジマス成魚釣り大会の末裔が繁殖」について漁協側は、
漁協主催ニジマス釣り大会は2003年を最後に中止、それ以降2015年まで道観松
水路において栃尾観光協会主催で細々実施していたが2016年以降ヤマメに変更
ニジマス利用を抑え数年後しばらくしてから増えてきた状況から 故にゲリラ放流が
原因と認識しているとの事でした。
本件は何とも双方確証無く推測の域。上記経緯ながら漁協自身 過去ニジマスを放っていた
事実があり2003年 2016年以降 入植していないとは言え100%絶滅した確証は無い(末裔が
生き残り繁殖していないとは断言出来ない)しかし私自身 去年 明らかに成魚放流モノらしき
尾鰭がボロったニジマス3尾釣り上げたのでゲリラ放流は無いとも言い切れないと思われます。
地元では ある特定人物がゲリラ放流をしたのが定説らしいですが漁協としては現場を押さえて
いない..つまり確証が無いので公表はしていないとの事でした。(⇐これは冷静な対応かと..)
いずれにせよニジマスに聞くしかありませんが、先般実施されたエサ釣り大会では
ニジマス181尾、ヤマメ179尾、イワナ5尾の釣果..内ヤマメとイワナはリリースし
ニジマスは脂鰭をサンプリングに採取し 釣り客Eat持ち帰り頂いたとの事でした。
上記釣果比率は私のヤッチーニンフ7:2:1とは大きく異なり 殊の外ヤマメが多く生息し
逆に去年C&R内で釣ったイワナ3尾は超貴重であった点 興味深かったです。

高原川漁協としては蒲田川をヤマメ・イワナの好場にしたい構想があり、ニジマスは歴史が
あるものの 外来種でありニジマスが増えれば競合弱者のイワナ・ヤマメが比例して減る
ジレンマを吐露しておられました
私も最盛期には1万粒 発眼卵から稚魚育て漁協の無い地元の渓へ自主放流を続けていますが
大半はエサ撒き.. 密度の濃い養魚槽で飼っていて朝エサ遣り赴くと口から尾鰭(・・;)所謂 共喰い..
そりゃ毎年6万尾稚魚撒いてニジマスの方が専横する状況を見れば、それも誰がしかが勝手に
撒いたニジマスの仕業となれば それは忌み嫌う状況に陥る気持ちは充分理解出来ます。

次に去年と比べ今年の解禁はヤマメが少ない印象にある点について言及がありました。
河川工事に伴う魚類避難において例年イワナの倍程度捕獲されていたヤマメが今年は逆転..
密度も少ない傾向を散見し、今年はヤマメが去年より釣れない予見を持っておられたようです。
本件について外的及び人為的事象により年により漁獲量に増減が発生する点は致し方ない現象であり
既稿第1・2話で 釣れない現況を漁協の仕業と論じた点は些少のお門違いかと率直に反省しました。
興味深かったのは確証は無いものの2010年にも蒲田川は釣れないと言われたことがあり、
その時は焼岳周辺で群発地震が頻発。火山性微動が自然界に何某かの影響を与えた?
このような言及は地元に居るからこその蟲の勘と申しましょうか個人的には頷ける事象と
言えましょう。また地球灼熱化に伴う高温..これは大王崎沖海底の砂漠化を言うまでもなく
8月に標高千㍍超える奥飛騨で滝汗流しての釣行を思い返すとそれなり影響はあろうかと..
またミカンやタケノコなど表・裏年があり、地元の川は3年周期で良い年・悪い年があります。
あくまで自然の産物ですし 産卵床の整備や最も部残りが良いと水産省も提唱する親魚放流を
行ったり、とかく釣り人は目先の釣れる釣れないで勝手気まま言いますが、漁協の地道な活動に
対し 長い目で温かく見守るのも釣り人としての作法ではないかと私は思っています。

次のセクションは少し学術的難解な内容なので興味の無い方は飛ばしてください。
高原川漁協として長年の放流活動において養殖魚の遺伝子こそが問題なのでは?との論拠に
基づき従来の成魚放流..客寄せパンダ然とした商業的放流活動から天然魚による再生産重視の
増殖活動に重きを置くようです。逆説的に放流してないのにC&Rにおいて毎年ヤマメ稚魚6万尾
撒いておきながら ニジマス占有率が60%(私の割合は70%)..この事象から鑑みて自然産卵に
由来する残存率の方が優勢であるとの主張..
これについては成魚<稚魚<発眼卵<親魚放流と後者へいく程 部残りが良い学術的見解もあり異論を挟む余地は無く個人的にもヒレピン綺麗な渓魚が釣れる環境は良い方向と思います。
増殖計画について理事会内 増殖委員会で立案し 組合理事会で承認された内容が事業計画として
組合総代会へ提出され承認された後 運用されるとの事で、極めてキッチリした組織運営をされて
おられる印象でした。
少し気になったのは『釣り場作りに漁協外の納得が必要かどうかの根拠をもっていない』の一文
漁協とは言え入漁券収入も利潤の一部であり助成金等あるのかもしれませんが釣り客無視の運営は
三重県で潰れて逝った幾多の漁協を垣間見ると今の自民党を見るようで疑問を呈しました。しかし
先の釣り大会を行う上で温泉街において釣り客へ聞き取り調査をしたとの事で、事実 私もニジマスの
釣りっぷりについて漁協の方から尋ねられたので 委員会での立案段階で顧客ニーズも加味し それを
踏まえた上で進めておられるのだろうと、良い方向に解釈しておきます。


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ここまで今年の蒲田川においてニジマスが減りヤマメ・イワナも不漁について
漁協の見解を挟みながら言及して参りました。
漁協と釣り客は立場が違い 釣り人内でも様々な意見があるのを承知しています。
それを踏まえ 微力ながら 変なデマに翻弄される事なく正しい情報の中で議論が為され
正道へ導かれ皆が楽しめるフィールドが増えることを念頭に執筆した次第にて
その旨ご理解いただければ幸いです。

最後に 愛すべく蒲田川について私なりの提言を記して締めたいと思います
ヤマメ・イワナの漁場を目指す高原川漁協..しかし自然交配のニジマスが増殖している現実があり
恐らく何をしても根絶は難しいし 駆除を繰り返すことで場荒れを招き ヤマメ・イワナへも悪影響
現にC&R内184尾のヤマメ・イワナの口はハリの穴で傷付き 少なからずスレているのは否めません。
当然ニジマスの方が優勢ですから いくら駆除しても気が付けば元の木阿弥(漁協的に望まない
将来と思いますが)予見しています。故に 前稿で駆除は「不」自然と記しました。また仮に駆除を
繰り返すならば本来 増殖活動を旨とする漁協として印象は良くないですしニジマスを害魚認定
するならば対象魚として漁期がHPへ記されているのは矛盾しています。
基本的にニジマスが自然交配しヒレピン釣れる川は北海道に多いですが本州では極一部。
故に痛快なファイを求め 特にフライフィッシャーマンは北海道へ勇んで行くのであり、私も
去年 道南で幾多のレインボー楽しんで来ました。それがフェリー代往復8万円叩かなくても
痛快レインボーが釣れるとなれば それは魅力的なフィールドであり商業的価値は高い!
在来種のヤマメ・イワナが自然交配する渓が実現されるのは崇高な計画であり期待しますが
現実問題レインボーが根絶出来ないと悟った その時は諦めて方向転換..逆手利用する方向も
模索..現実と時代の趨勢に逆らうことなく 無為な殺戮は避け上手く運用される旨 提言致します。

そんな蒲田川..来週も一泊で生息調査 出掛けます w

2025年03月07日
2025奥飛騨☆蒲田川解禁の速報(高原川水系)②/3追記

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本件前投稿に対しブログ及びFacebookコメント、そしてメッセ・メール等
沢山のリアクション頂き感謝します。私も含め それだけ蒲田川へ期待と
愛着持たれてる釣り人が多い証左と心よりお礼申し上げます。

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岐阜県高原川水系蒲田川は地熱・温泉水の流入により外気温が氷点下でも
水生昆虫が旺盛に羽化する丁度良い水温で 早期からドライフライで楽しめる
まさしく奇跡のフィールド!随分昔から その名を全国に轟かせていました
下流域にはキャッチ&リリース区間が設けられイワナ・ヤマメそしてネイティブ良型な
素晴らしいレインボートラウトが釣れる魅力的なフィールドでした。(過去形)

これは去年C&R区間 最上流部土管橋上流で釣った惚れ々々するイワナとヤマメです

ニジマス・ヤマメ・イワナの比率は去年データ7:2:1の割合でした
備考:上記写真を見て魚が火傷するから掴むナ!アホ~なこと言う輩が時に居ますが魚の養殖したこと無い机上の論理
絵空事を言う妄想者は相手にしないので悪しからず

去年まで稀有な素晴らしい渓流でしたが何やらニジマスをG(=ゴキブリ)のごとく忌み嫌い
C&R区間と自ら決めたエリア内でエサ釣りC&Eat 駆除したり 真偽のほどは確かではないですが
電気シャッカー用いたり果ては『毒流した?』など到底信じがたい噂が流布されており、解禁
初日訪れましたが、約2時間..ゴリラから荒神の湯までゴッた返す中歩き興醒め撤収しました
※詳しくはこちら⇒ https://kaz13amago.naturum.ne.jp/e3622289.html

なお高原川漁協がニジマス駆除をどんな目的で敢行してるかについてホームページや
その他媒体に載ってるのを現認出来なかったので真意はわかりません。
しかし間違いなく言えるのは前記魚の比率は7:2:1が今年は2:2:1...
C&Rの渓魚ストックは10⇒5 半減以下になった印象で解禁日勇んで入った
私を含めた釣り客は残念至極..これが漁協の仕業とは!! 誠にガッカリしました。

こんなボヤきSNSに垂れ流してるのは私くらいと思っていたら昨晩釣り友からのメッセ
『岡崎の杉坂研治さん同じこと言ってるョ』

杉坂氏は約20年前 雑誌の取材で蒲田川解禁を岩井渓一郎氏、鈴木寿氏3人の釣り姿を
目撃したことがあり、釣りポンド経営の傍らニジマスを自ら養殖してる御仁。投稿を読むと
『今後 駆除は辞めて貰いたい』キッパリ言い切っているのは
蒲田川への愛着と男気を感じ 好感が持てました。

以前 聞いた噂では その杉坂氏がゲリラ放流した?と誠しやかに囁かれていましたが
どうやら それはガセ(=嘘)のようです。通読するに ニジマスが増えた端緒及び経緯が
明確に記されており説得力がありました。
以下勝手で恐縮ながらブログ文を引用します⤵
漁協が言うには このニジマスは釣り人が放流したと言ってますが この魚はキャッチ&リリース区間が設定される前から毎年お盆にマス釣り大会が行われていて どうかんまつ堰堤や道路脇にある子供釣り場に放流されたニジマスが水路を下ってゴリラの前に下りその後の大水で稚魚放流のヤマメは流されてしまったけれども成魚のニジマスは生き残り数年間お盆のマス釣り大会が実施されてキャッチ&リリース区間なので餌釣りに殺されなく自然産卵をして増えてきているのが現状です。このニジマスは蒲田川の養魚場で養殖された魚なので生まれ育った水であるから自然産卵もうまくいったのでしょう。
さすが杉坂氏はフライフィッシングで生計を立てるプロであり自ら養殖されてるだけあり
妙に説得力があります。
蒲田川は自然の川ではありません!!人間の都合で上流の取水堰堤より取られてしまった冷たい水は流れてこなくなった下流に地熱や温泉水が流れ込み たまたま偶然に10℃~15℃前後の水温になり水生昆虫が大量に生息し鱒たちも育ちやすい環境にあるのです。人間の都合でできた今の現状。自然保護?在来魚?どうあれ釣り人にとってこんな素晴らしい環境の中気持ちよく楽しく釣りがしたいですよね。
『仰る通り!』私が前投稿で言わんとした事を端的/具体的に表明されてて痛快でした。
因みに私が放流活動を続けている三重県の三滝川は20年ほど前に漁協が潰れましたが
当時は毎年温泉街の一部に4/1解禁ヒレぼろ成魚のニジマスを撒いて終了..アマゴ保全等
一切配慮なく よほど高原川漁協の方が志が高いです。今は放流活動の成果もありアマゴ
旺盛!当時撒いたニジマスは跡形も無く 逆説的にネイティブなレインボーが定着した蒲田川は
上記 杉坂さんの言葉を借りれば「奇跡的」な事象であると言えましょう。その折角の商業的にも
有益な資源を自らの手で駆除する愚行が果たして正なのだろうか?疑問を持たざるを得ません。

結局のところ渓魚たちにとって最大の敵は漁協の方たちも含め私たち『人間』と言えましょう。
以前はヤマメ・イワナが旺盛だった蒲田川..不可抗力でレインボートラウトが優勢となったのは人間も含めた
自然流れ。時代の変遷に対し無為に人間が手を加える所業は「不自然」であり、結果 釣り場を荒廃させ
ネイティブなレインボートラウトが釣れる稀有で貴重な資源を活用するのではなく自らの手で潰すのは如何
なものか?疑問を呈しざるを得ません。現状を見据え「昔は~」..懐古思考に陥らず 折角の特性を生かす
漁場作りに励んで頂ければと切に望む次第です。因みに鯉は平安時代に移植された外来魚ですw

2025年03月03日
2025奥飛騨☆蒲田川解禁速報(高原川水系)①/3

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待ちに待った渓流解禁

親愛なるFFマン貴兄にあられましては「解禁おめでとうございます!」

かく言う私も平湯温泉へ前日入りし3月1日蒲田川で解禁を迎えてきました。
ここ高原川漁協管轄 蒲田川.. 温泉と地熱の影響で雪景色の中ハッチに連動したライズあり
当初からドライフライで釣れる稀有な川として以前から全国に轟く名川でした。
ここのキャッチ&リリース区間は 数年以上前から漁協ではない誰かが勝手に放流した
ニジマスそしてホウライマスが繁殖し従来からのヤマメ・イワナが激減..釣れても 小さく
痩せ細った個体が目立ち 引きの強さ 魚の大きさからゲームフィッシュとしての魅力は
ニジマスに軍配が上がり賛否あるものの去年まで小生も楽しませて貰っていました。
去年9月釣行の模様⇒ https://kaz13amago.naturum.ne.jp/e3602921.html

去年10月 漁協の方針としてニジマス撲滅を目的に蒲田川キャッチ&リリース区間において
30人集い270尾ニジマス抜いたエサ釣り大会催されました。行けば平均30尾釣れた状況で
どれだけニジマスたち魚影薄くなったかも興味深く出掛けましたが結果は敢え無くボーズ

小生ヘッポコ腕前だから?と、フライマン10名(うちドライ派8割) ルアーマン12名へ
リサーチした所 フライマン全員ボーズ ルアーマンなぜか 「いや~1尾 掛けたんですが
バラしちゃいましたワ」と全員 全く同じこと言っておられたのが興味深かったです。
解禁お祭り釣り人多く 渇水で水淀んでおり、魚影見ること無く ハッチに伴うライズは皆無。
C&R区間 最上流部土管橋のプールで小1時間 ルアー青年と談笑しながら魚影を追うも
去年あれだけ見えたヤマメの姿は無く、C&R区間より下流でエサ師が釣っていたヤマメを
見せて貰ったが惨めに痩せ細り「蒲田川に異変あり!!!」

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路肩で入漁券売ってた隣で しばし佇んでいましたが戻ってきた釣り人..おしなべて
「¥8,000-年券買うんじゃなかったなぁ」
後悔が顔から滲んでいたのが印象的でした。

解禁が日曜で釣り客多く それにしても去年とは違う景色について私見を申し上げます。
賛否あった去年C&Rエサ釣り大会で乱獲したとは言え ここまでサッパリ魚影 激減するモノか?
ゴリラ前 栃尾から温泉水 流れ込む分流に去年あれだけ居たニジマス・鯉そしてオイカワも皆無。
『川に毒流したんちゃうやろか?』言っておられた方いてビックリしました。
少し気になったのは水温..去年に比べ 押し並べて数度低く痩せ細ったヤマメが釣れた事象とも
符合... 聞けば地熱発電に引っ張られ 年々水温は下がっているらしいです。
一釣り客の分際で日夜奔走されてる漁協へモノ申す立場に無く 文句あるなら高原川へ
金輪際 行かなきゃ済む話しですが 経営者の立場から魅力激減した蒲田川を傍観するに
経営的にC&Rエサ釣り大会を含め負のスパイラルに陥っているナ..観察しています。
釣り人は渓魚が泳ぐ姿が見え そこそこ釣れるフィールドに集う訳で それが無いなら
わざわざ3月の激寒に雪深い僻地へ足を向けることはありません。蒲田川は従来
風吹の中でもライズ起こる稀有な川として名を轟かせていた訳で ニジマス乱獲も
結構ですが それならプックリ太ったヤマメ・イワナに変わるならわかりますが貧祖な
小物が数少ないと聞けば それは魅力無く足が向かなくなるのが人情と言えましょう
残念な川へ成り下がってしまった蒲田川.. 行く末を垣間見つつレポ続けます。
補足:ネガティブ投稿憚れましたが、去年より前の幣蒲田川ブログ既稿を観て魅力が無くなった
高原川水系へ足を向ける方がおられた場合 それはガセネタを流布する事になるので、2025年
現在の状況を備にお知らせする意図で投稿しました。 その旨ご了解頂けると幸いです。

【3/5:追記①】
Facebook投稿への反響2件、メッセンジャーへ4件 下記情報が入り込みました。
蒲田川キャッチ&リリース区間において電気ショッカーを用いニジマス駆除を行ったと..
そして去年 稚魚をパラッと漁協は撒いたとの事で情報ソースをSNS上では見つけられ
なかったので事実かどうか..真偽のほどは不明です
因みに地元の川で発眼卵から育て自主放流活動していますが、現在アマゴは3~4㌢
大半はエサになりますし釣りのターゲットにはなりません
「電気ショッカー」や「毒」など物騒な流布が為されている現在の高原川漁協 蒲田川...
これが真実で無いにしろ一介の釣り客の立場からすれば去年あれだけ居た魚影がイワナ・
ヤマメを含めサッパリ消え去った現実を垣間見て¥8,000-ボられたとなると妙に説得力が
増し、『不誠意な漁協やナ』..印象を待たざるを得ないのが残念です

【3/7:追記②】
本投稿..蒲田川に ニジマス増えたのは釣り人のゲリラ放流云々と記しましたが、釣り友より
同じ言及を岡崎の杉坂研治氏がされており どうやら事実ではないようなので訂正加筆します
詳しくは杉坂氏のブログ https://kencube.jp/ennsei02/2025-03-gamata/01.html
ご覧ください
掻い摘んで記すと、蒲田川畔に掲示してある「釣り人が」ニジマスを撒いたのではなくC&R創設前
お盆にニジマス撒いて行った釣り大会で生き残った末裔が交配=つまり自然繁殖しているとの事。
私の聞いた噂ですと、その杉坂氏がゲリラ放流したんだと聞いていましたが、それは嘘のようで
今回のブログの杉坂氏の掲載文を私は信じたいと思っています。
まぁ 気温上がり水況が改善し上向く?一縷の望みを託しましょう。